「白髪の頭って素敵」
そう思ってた時代が僕にもありました。
ロマンスグレーと言われる、その頭にはダンディーで哀愁が漂っている。そんな男に憧れる人は少なくないでしょう。
ロマンスグレーとは
ロマンス・グレーとは中年~古希男性の白髪混じりを指す和製英語。英語ではSilver-gray hairにあたる。
完全な白髪ではなくあくまで半分以上は黒髪がありつつも白髪が目立つ状態であり、日本では白髪混じりの紳士を指すことが多い。
考案者はソニー設立者の一人盛田昭夫。ソニーアメリカ社長時代、30歳代で白髪混じりとなり悩んでいたところ、アメリカ人の友人から「こちらではローマンティック・グレーといっておしゃれで憧れなんだ」と言われて気を良くし、帰国中にこのエピソードを「ロマンスグレー」と言い換えて話した。友人の中に小説家の飯沢匡がいて「それは面白い話だ」とオール讀物に同名の小説を連載し広まった。 当時の流行語となったので友人たちに盛田は「おれが本家だぞ」と笑っていたという。このエピソードは盛田が1977年名古屋市公会堂で行われた母校愛知県立旭丘高校創立100周年記念講演で高校生を前に話した内容である。
最初にロマンス・グレーという言葉が登場したのは作家の飯沢匡の同名小説(昭和29年発刊)の中で採り上げた和製英語からだという。そして1955年のアメリカ映画「旅情」で主演したロッサノ・ブラッツィのロマンス・グレーで女性の人気に火が付き、一般的に定着するきっかけとなった。以後主に経済力も包容力もある魅力的な白髪混じりの男性を指すようになったという。
しかし、そんなことは間違いであると悟った25の春
もう春ではないのだけれど、(現在ハロウィンが開けてクリスマスの雰囲気が漂う季節)とにかく春に知りました。
Contents
老けているように見える。
「おはようございます」
「一気に老けたね。」
開口一番、人に「老けたね」という人ってどうなんだろうとか、思いつつ、私のようなキャラの持ち主だからこそ「こういうことを言ってくれる」のだと最近強く感じます。
どういうことなんだろうか。
僕が白髪頭になったのは何も、最近の話ではなく、高校生の頃からその片鱗は現れていて、その当時は
「若白髪の俺って素敵」
とか
「将来金持ちになっちゃいますねうぇっへっへ」
みたいな、そんなことを考えつつ、青春時代を過ごしていました。
時は10年過ぎ現在に至るのですが、20代も後半に差し掛かることで、その問題は顔を出す
「苦労してるんですね」
これは、周りの方々の温かいフォローであることを忘れてはいけない。
世の女性たちは「清潔感」を好む。
清潔感とは「身だしなみに気を使う」ということであり、頭髪もそれに当たるというものであります。
つまり、白髪頭を放置するというのは、清潔感から離れることであり、それに老いを感じる女性が多いということであります。
女性が気にするのは自分
しかし、理由はこれだけではないように思える。
女性の年齢によって変わる。
所謂アラサー、30代過ぎた女性というのは白髪頭にすら寛容なのであります、むしろ、キャバクラで楽しむことでさえ彼女たちは、全くと言っていいほど意に介さない発言をするものです。
20代中盤から後半というのは女性にとって、年齢に敏感な歳であるということ。
一方で20代女子は年齢に敏感であることをご存知だろうか。
私は茶目っ気を通り越して、ハラスメント的な物言いをすることが多々あります。
20代後半に差し掛かる女性に対して
「(婚期的な)そろそろやばいっすね」
という、普通なら事案になってもおかしくない発言を多くしたりするのです。
ある人は私の人格を疑って嫌ったり、ある人はそういうキャラクターを容認してくれたりと様々ですが、明らかに前者が多いのは20代の女性だったりするのですね。
いい歳こいて女性の優しさによって生かされている私という存在はこのままオジさんになって大丈夫なのだろうかと不安で仕方ないのですが・・・
ともあれ、20代女性というのは「若さ」というものに対してとてもデリケートなのであります。
この理由には、マスメディアから垂れ流された女性にとって負の情報が最大の戦犯であると言えます。
- アラサーはチヤホヤされなくなる
- 25歳過ぎたら婚期を逃す
- 35過ぎると結婚する確率は2%
- 30過ぎると難産になりやすい
これらがより一層彼女たちの「若さ」に対しての執着心を煽るのです。この裏返しとして見た目年齢により一層気を使うようになるのです。
僕が白髪染めを決意した話

こんなエピソードがあります。
「僕はなぜモテないんでしょうか」
とても綺麗な(ここ重要)20代後半の女性に相談して経験が私にはあります。その人は開口一番「頭じゃね?」と言及してきました。
その女性曰く「せっかくかわいい顔してるのに(お世辞じゃないと信じたいしかし、イケメンとは言われていない)勿体無いよ、うっしーはそのキャラクターが売りなんだから若若くしてないと。ロマンスグレーに憧れるのは15年は早いね。」
まさに一刀両断の彼女の発言は、私の心を打つのに十分でした。それまでどんな人に「白髪染めした方が良いよ」と言われても頑なに拒んでいた私でしたが、その人の発言には(綺麗な人だったから)妙な説得力があり、私はその日のうちに近所のドラッグストアに行きメンズビゲン白髪染めを購入したのでした。
冒頭の「一気に老けたね」は髪の毛を切ったことで染められてない部分が一気に顔を出したからなのです。
まとめ
ロマンスグレーという言葉は確かに存在する、長年にわたって蓄積された哀愁と、その人物の発するオーラが一層際立たせるその渋さを私が纏うには若すぎる上に、キャラクターに合っていない。白髪染めを躊躇する若者は開き直って白髪を染めることをお勧めする。
見た目なぞは、所詮女性が評価するものであり、かっこいいとか、かっこ悪いとか、自分で判断するに値しない要素なのであります。
赤の他人に対して私がどう言及しようとも、自分の考えのもと行動している人というのは得てして気にしない、とは思うのですが、どうもそうもいかないのが女性という生き物らしいことを最近強く感じます。
白髪頭の25歳男子は「老い若さを併せ持つ、合わせ鏡のような存在である」と言えるのではないでしょうか。
白髪染めしましょう。早く。
[amazonjs asin=”B013D3W3GY” locale=”JP” title=”サロン ド プロ 白髪かくしカラー ナチュラルブラック 15ml”]