検索履歴で、「キャバ嬢 同伴 デート」で検索する人が多いので書いていきます。
若い人はキャバクラに行かないみたいな風潮がありますが、キャバクラ行ってバカな雰囲気を試して自分が本当にバカだったことに気づく良い場所だと僕は思うんですよねー
Contents
僕のキャバクラ道を開いたマスターT(クズ上司)がやらかした
クリスマスというぼっちにとって普段と変わらない日常を終え(そうであってほしい)、最近下火になって来たバレンタインデーを通り過ぎ、そろそろ桜が咲きそうな季節の出来事でした、僕はその上司の家ですき焼きを食べていました。
上司はもともと手先が器用で、料理人として過ごして来た経験もあり、手の込んだ料理もさらっと作ってしまう人。
この「手の込んだ料理」で一体何人の女子と「手の込んだ関係」(ヒモでーす)になったというのだろう・・・
と、想像しながらも、目の前に出てくるすき焼きはすごく美味しくて、二人で晩酌しながら「当時のいい感じの女性(少なくとも僕はそう思っていた)」話をしていた。
そんな折
携帯「ピコン(ラインが来る音)」
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「あ、あの子からだ」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”クズ上司T”]「あの子いけるんじゃね?」 [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「え?どうですかね〜キャバ嬢ですし・・・なんかこっからホテルに持ってく方法がわかんないっすよねー」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”T”]「わかった俺に任せて!ちょっと携帯貸してー♡
」 [/speech_bubble]
僕の携帯はTにの下へ、そして黙々と奪ったスマートフォンに真剣な表情でふざけた文章を打ち込んでいたのだった。
以下LINEやりとり
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”キャバ嬢A”] 「今日何してるん?」
[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「すき焼き食べてる(すき焼き写真添付付き)」
[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”キャバ嬢A”] 「え、めっちゃうまそうやん、うちも食べたい^ – ^、てかめっちゃ暇やねん、うっしーにあいたいんやけど」
[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「俺も会いたいよー♡〇〇ちゃんのこと真剣に好きだから、何か約束が欲しい」
[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”キャバ嬢A”] 「うちに何して欲しいん?」
[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「今日俺が行ったら〇〇行こう(ラブホテル)俺マジだから客としていくならそれくらいの約束が欲しい。」
[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”キャバ嬢A”] 「んーわかったいいよ♡」
[/speech_bubble]
人の携帯電話を奪った直後にこのやりとりをする上司に呆れつつも、その内容に僕は驚き、ほんの少し苛立ち、めちゃくちゃ歓喜した。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「ちょっと何してるんですか、俺、こんなバカっぽいん文章おくらないんですけど!!てか、ラブホて・・・なんなんすかこのキャバ嬢o(`ω´ )o!(内心めっちゃ嬉しい)」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”クズ上司T”]「これきたわ!流石うっしー顔はそこそこいいんだからいけるんだよ!これはいける、今日決めれる!すき焼きは終わりだ。行ってらっしゃーい♡ [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「え、これで?しかし、Tさんマジでゲスですね(意外と俺、好感度高いんじゃんめっちゃ嬉しい!!これいくっきゃない)」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”クズ上司T”]「タクシー呼んだから、タ・ク・シーでね♡いやぁー女ってちょろーい♡」」 [/speech_bubble]
この上司の怖いところは、手際がめちゃくちゃ良いところである、こうされると有無を言わさずに僕が行かなきゃならない状態になる。
そんなわけで、僕のミジンコみたいな小さなプライドをかなぐり捨てて向かう!いざキャバクラ!
タクシーは10分後に到着した。
真意を確認しに僕はキャバクラへ
終始他愛のない会話で、僕は結果的に2セット入れることになる(たけー)
実際、簡単な話である。
僕はその日、上司と共にすき焼きを食べて、何もせずタクシーに乗って、キャバクラに行くだけで、美人とホテルに行くことができるのだ。こんな簡単なこと他にあるのだろうか?
そんなことを思いながらお酒をほどほどにのみ、キャバ嬢の真意を確かめることに
キャバクラでの会話
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「もう少しで店終わるよね?俺近くのコンビニで待ってるから」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”キャバ嬢A”]「てか、うちでいいん?(私が相手でいいの?)」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「「俺、マジだから!!!」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”キャバ嬢A”]「わかった多分30分くらいかかっちゃうと思うけど、待っててね♡」[/speech_bubble]
もうここまで、きたらプライドとかなんにもなかったです。
可愛いことそういうことができるということで、僕は上司にアドバイスされた通り淡々と会話をこなす。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] (っていうかキャバ嬢ちょろwwwマジで簡単!ハズカムやでー)[/speech_bubble]
とか真剣に思ってた僕。
束の間の幸せ。歓喜の30分されど・・・
僕は嬉々として待ち時間を楽しんでいた。
未だ嘗て人を待つ30分間をこれほど楽しんで待っていたことがあっただろうか。
高まっていた気分と、少し余裕ある待ち時間に、小腹が空いたので近くのラーメン屋でラーメン食べながら幸せの絶頂を楽しんでいた。
そう、文字どおり束の間の幸せをラーメンを食べながら楽しんでいた。
実際ラーメン食べてコンビニまでに戻る時間は30分もかかっていなくて、コンビニで立ち読みするとともにあれを買うわけです、久しぶりに・・・
1時間過ぎて待てど暮らせど、来ないキャバ嬢、ラインも既読にならない・・・
(きっとギリギリでお客さんが来たからに違いない)
来ない!2時間経っても来ない。
終わりなき旅
もう帰る!
そう決意したのはいいのだけれど、ここで僕は葛藤することになる
(このままタクシーで帰って仮に、家に着いた頃に)
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”キャバ嬢A”] 「お待たせ!今からいけるよ!」
[/speech_bubble]
なんて返信が帰ってきたら僕は絶望するに違いないのだ。それならいっそのこと歩いて帰ろうと決意しました。
ちなみに僕は学生の頃にコンバースで富士山の御殿場口からを登山した経験があります。(危険なので今はできないようになっています。)
だから10kmだろうが、20kmだろうが歩くことは可能だ。今回は成功した時の見返りも大きい。
そう思って歩き始めた!
上司の家とは反対方向に・・・
というか、最初は多分あっていたのだけれど、なぜか知らないけど、別のキャバ嬢から(全く関係ない店のこ)連絡が来た。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”キャバ嬢B”]「今、暇なんやけど、話せる?」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「おk、ちょうど散歩してるし、話せるよ」[/speech_bubble]
今思えば、この子の方が脈あったんじゃないかと思いましたが、とりあえずは目先のホテルが優先ということで、電話しつつ家を目指していた。
むしろ電話が楽しかったので、この時点で満足していた感はあったのだけれど、お酒の力は怖いもので、歩いている最中に進むべき道を間違えたことに気づいた。
結果からいうと僕は15km歩いた。
当時遊んでいたところは、3月でもマイナス気温になるところ、その日も明け方は3度まで冷え込んでいた日だった上に、少し雨も降っていた。
お酒に酔ってることもあり、正常な判断=途中でタクシーを呼ぶことをせずに歩いたまま、まぁいっか。の精神で電話しながらひたすら独歩した結果、携帯の電池は切れ、幹線道路から外れ、僕の方向感覚はロストした。
コンビニもない、いや、正確にはあったのだけれど、なんとかたどり着いて幹線道路の歩いている反対側にしかなかった。
だから僕はマイナス気温で携帯電話のバッテリーが切れている状態で、コンビニでタクシーを拾うこともできずただひたすら歩いた。
この時僕が思っていたこと
- このまま死んだらなんて報道されるのだろう・・・
- お父さんに顔向けできないんですがこれは・・・
- てか、マジであのキャバ嬢ちね・・・
- そしてこの寒さ・・・ユニクロのダウンもかたなしかやれやれだぜ・・・
幹線道路上の温度計はマイナス5度を指していた。
5時間ほど歩いてやっと上司の家に着く
チャイムを鳴らす
インターホン越しに会話する
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”T”]「どうだった?、楽しかった?もしかして2回?2回もやったのか?このゲスめ!!♡笑」」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「えーそれはもう最高にスリリングな時間でしたよ。いいから早く開けてもらっていいっすか??」(ずぶ濡れ)[/speech_bubble]
僕はその時、人が目を丸くする瞬間を久しぶりに見たのであった。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”T”]「ずぶ濡れじゃん!何があったの??」[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sbicon.jpg” name=”うっしー”] 「今は寝たい」(顔面もずぶ濡れ)[/speech_bubble]
終わり。