言われたことあるのか、そんなことは気にしておりませぬ。
僕はある事実に気づいていしまったのだ・・・
そう、映画館にデートしてはいけない理由を。
巷のデート本には会話しなくて済むから良いとか。
その辺の邦画を見ておけば良いとか。
面白い映画を観る=一緒にいる時間が楽しいと錯覚させることによって楽できるとか。
もう、全部間違いだよそれ・・・
Contents
君の名はクラスなら問題ないよ
記憶に新しい「君の名は」僕は観に行っていない・・・
楽しかったよー
あれ、絶対見た方がいいよ?
という意見をたくさんもらいましたが、安心してください!「Kindleで読みました」
である。
映画を観に行ったとか観に行ってないとかどうでも良いのだけれど、「君の名は」に代表される「大ヒット映画」に良くある風潮として。
「面白いって言わなければならない感」
いや、「君の名は」は面白いと思うよ?事実、読み直したから間違いなく面白い。でもこれは、「君の名は」が面白いから、良いのであって。
大ヒットしてるのに本当に自分にとって面白くない映画だと非常に困るのですね。
まぁ、僕からするとハリーポッターシリーズ。
強いてどこが面白くないかと言われれば、主人公補正アンド主人公補正で、最終的にハリーは良い子、凄い子、って努力があまり観られないところ。
子供向けの小説だからまぁジャンプ的なノリで見れば見れないことはないけれど、とにかく苦痛で、ハリーポッターと不死鳥の騎士団を当日付き合っていた彼女と観て思った感想は「クッソつまらん」の一言に尽きた。
しかし、一人で映画批評を他人に語るのと、一緒に映画を観に行った人に批評を語るのは、どうも見解が違うらしく(一般的に他人に映画の批評を語るのも一般社会ではあまりよろしくないことらしい)彼女とのデートで行く映画とはデートという大分類の中に映画というカテゴリーがあり、映画がつまらない=「私とのデートがつまらなかったということ?最低!!」ということになってしまうからです。
映画がつまらない=私との時間がつまらなかったの?
「今ひとつだったな」に対し、女性が「そうだね」と言っていても潜在的に「デートがつまらなかったのかな」と考えているようです。
そんなことが起きたらどうなるか・・・
次のおしゃれなカフェでの会話も弾まず、ディナーも不機嫌となり、あえなく喧嘩。
まぁ喧嘩にならなくとも良い雰囲気にはならないでしょうね。
面白いと言えばそれで済むのか
女性は視覚センサーが優秀で相手の感情を読み取る力に長けている生き物ですから、棒読みの返事や適当な意見は全て「私の話聞いてないの!(怒り)」と帰ってきてしまうため、映画はそれなりに本気に観つつ、それっぽい感想を言って、むしろ別の話題に広げる方が良いと思う。
ハリーポッターであれば、
「イギリスに旅行いきたいねー」
「USJ行きたいねー」
「あ、そう言えば、ディズニーも・・・」
話を転換する技術は仕事だけでなくプライベートでも役立つ。
通信技術の発達により、デートスポットを探すのも用意、そして他人が素敵なデートスポットに行っている写真を観るのも容易になっている時代である。
この記事を読んでいる人にも「いるいる」を紹介する。
- 子宝に恵まれて幸せそうな写真をFacebookに投稿している人
- 「セブ島まじ最高!」と水着姿ではっちゃけているパーティーピーポーの姿をInstagramにアップしている人
- 「ここのご飯まじ絶品」と料理写真だけひたすらアップしている人(これ僕です)
- おしゃれなカフェの写真とともに紐付けされた「意識高い」という文言を・・・
- 「私の彼氏まじ素敵」と、常夏の楽園でスカイブルーを背景に真っ白な砂浜でイチャイチャしている写真をアップしている人
行きつけのスナックのママはこう語る
「私の時代は映画がすごく楽だった、面白くない人とでもいけるし、とりあえず座っていればデートが無事終わるから楽なことこの上ない」
なんだこの「つまらない男に付き合ってあげるのは、いい女の条件」みたいな物言いは!
なんて素敵なんだ!
なんて最高なんだ!
と思ったけど、このママ40近くのおばさんだった・・・
どちらかというとネガティブ要素を解消してくれる理由であるが、上記の情報通信技術の発達により、デートのハードルが年々高くなっていると感じるのは僕だけなんだろうか・・・
人間は無意識に相対評価しちゃう生き物
女性は絶対評価ではなく、相対評価を内外に持っているため、絶対に誰かと比較して優越感や劣等感を感じる生き物である、男もそうだけど。
かくしてスペシャル感の演出が年々困難になって行くこの時代に初デートに映画館を選択するのはどうやら間違いと言えそうなのであります。